熊本大学生命資源研究・支援センター アイソトープ総合施設


<概要・スタッフ・所在地>

概 要

【熊本大学生命資源研究・支援センター アイソトープ総合施設
 現施設の前身である熊本大学アイソトープ総合センター(平成15年3月まで)は平成6年6月に全国第14番目の国立大学アイソトープ総合センターとして組織が発足し,平成9年3月に建物が竣工したのち同年12月より同センターにおいて本格的な非密封RIの利用を開始した。その後,大学内における施設統合の全国的な機運にならい,平成15年4月より他の省令化された学内共同教育研究施設(動物資源開発研究センター,機器分析センター,遺伝子実験施設)とともに生命資源研究・支援センターとして組織統合することになった。さらにこの統合を契機に学内の3つの非密封RI共同利用施設(本荘RI施設[本荘北地区],黒髪RI施設[黒髪地区],大江RI施設[大江地区])をも取り込むことにより,アイソトープ総合センターは平成15年4月より,生命資源研究・支援センター アイソトープ総合施設として新しく生まれ変わり現在に至っている。なお平成30年9月にアイソトープ総合施設の1つであった本荘RI施設が廃止された


【学内におけるアイソトープ総合施設の位置付け】
 アイソトープ総合施設の主な業務内容は,センター設立当初より掲げている「全学的なRIの安全管理指導,全学的な放射線取扱者教育訓練の主導的な企画や実施,全学的なRIによる教育・研究支援,アイソトープ総合施設における放射線安全管理および共同研究をおこなうこと」である。
 これらの業務を円滑に遂行するために,教育訓練のために必要十分な専用の講義室やRI実習室,高レベルRIトレーサ実験室,遺伝子組み換えやエイズ等の研究のためのバイオハザード対策を施したP2・P3レベル実験室,生命体のRIによる分子イメージング室などを完備し,将来的にRIを利用した高度な研究(サイクロトロン導入を伴ったPETなど)に対応できるような設置準備体制も整っている。またアイソトープ総合施設の密封RI用放射線管理区域として承認を受けている、生命資源研究・支援センター動物資源開発研究施設(本館)内の小動物用ガンマ線照射装置室の放射線安全管理についても大きく貢献している。
 さらに黒髪RI施設や大江RI施設とも協力連携することにより全学のRIのみならずX線や診療放射線も含めた放射線全般に関する安全管理を推進し,各地区キャンパスにおけるRI共同利用施設としての地位や信頼を築いている。さらに,3つのRI施設は,「学内LANを用いた放射線取扱者個人管理システム」の円滑な運用を支援することにより全学の放射線安全管理実務の一役も担っている。全学の放射線安全管理面からみたアイソトープ総合施設の組織体制を下図に示す。


スタッフ

総括(学長): 小川 久雄
管理部局長(生命資源研究・支援センター長): 荒木 喜美 (疾患モデル分野)
施設責任者(アイソトープ総合施設長): 岡田 誠治 (ヒトレトロウイルス共同研究センター 造血・腫瘍制御学分野)
放射線取扱主任者 : 古嶋 昭博 (RI実験分野),白石 善興 (技術部)
放射線安全管理者 : 白石 善興 (技術部),谷 直紀 (技術部)
管理室事務 : 福島 久美子 (アイソトープ総合施設)

所在地

〒860-0811 熊本県熊本市中央区本荘二丁目2-1
TEL:096-373-6512, FAX:096-373-6510